この度、ＣＪホールディングスグループの日本マーツ株式会社並びに協力会社様と共同で特許を取得しましたのでお知らせさせていただきます。

１，特許の概要

　　【特許番号】特許第7191305号

　　【登録日】2022年12月9日

　　【発明の名称】免震装置用ベースプレート

２，発明内容

　本発明の最大の特徴は、従来一体型であったベースプレートを分割式としながらも従来品と同等の性能を実現させました。SDGsの観点からも生産性の向上取組（エネルギー消費削減）・製造ロス削減取組（使用材料の削減）に繋がる製品となっております。

①「生産性の向上」一般に、免震装置を設置する建物において、従来はベースプレートは重量物であるため、設置する場合、現場内のクレーンを用いてプレートの移動を行っており作業効率の問題が指摘されておりました。これに対して、本製品は一つ一つのパーツ別に移動できるため、現場のクレーンを使用することなく、小型フォークリフト等の運搬機械で場内を移動することが可能となり現場内の生産性の向上に貢献します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

②「エネルギー消費削減」プレートを製造工場から現場まで輸送する際も、寸法の問題で1台当たりのトラックに積載できる数が少なくなり、輸送コストの問題が生じておりました。これに対しても分割式にしたことで1台あたりの積載数が大幅に向上したため、輸送トラック台数が削減でき、結果としてエネルギー削減に繋がります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

③「製造ロス削減取組」製造面においても、一枚の鉄板から効率的に部材を抽出することが可能となったため、製造過程における鉄板の廃材のロスが減少したことで、使用材料の削減も可能となる製品となっております。